胚盤胞まで育たない方へ。胚本来の力を妨げない「培養の技術」 | 木場公園クリニック-JISART認定 体外受精・顕微授精
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胚盤胞まで育たない方へ。胚本来の力を妨げない「培養の技術」

更新日時:2026.07.03
「何度も採卵しているのに、胚盤胞まで育たない」 「初期胚までは順調なのに、なぜその先で成長が止まってしまうのだろう」

体外受精や顕微授精にステップアップしたものの、移植の前提となる「胚盤胞(はいばんほう)」への凍結に至らないという悩みは、不妊治療において最も心が折れそうになる瞬間の一つです。「卵子の質が悪いせい」「年齢のせい」と告げられ、自分を責めてしまっている方も少なくありません。

しかし、受精卵(胚)が順調に育つかどうかは、卵子や精子のポテンシャル(生命力)だけでなく、それを育てる「培養室(ラボ)の環境と技術」に極めて大きく左右されます。

今回は、胚盤胞への到達率に悩む方へ向けて、木場公園クリニックが実践している世界水準の培養技術と、そのこだわりを解説します。
  1. 目次

  2. なぜ「胚盤胞への壁」は高いのか?

  3. 胚本来の力を妨げない、当院の「3つの培養技術」

  4. 「ラボの管理」が不妊治療を支える

  5. あなたの卵子と精子を、安定した培養環境でお預かりするために

なぜ「胚盤胞への壁」は高いのか?

受精卵は、受精後3日目ごろの「初期胚(分割期胚)」までは、卵子に蓄えられていた因子に支えられながら分割が進みます。

しかし、4日目以降の「胚盤胞」へと成長する過程では、胚自身の遺伝子の働きが本格化し、卵子の力だけではなく、精子側の因子、染色体の状態など、さまざまな要素が影響します。また、体外培養では、温度、pH、酸素濃度、光など、胚を取り巻く環境も胚発育に影響します。

つまり、胚盤胞まで育てるためには、胚が本来持っている発育する力をできる限り妨げないよう、安定した培養環境を保つことが重要です。

胚本来の力を妨げない、当院の「3つの培養技術」

木場公園クリニックは、日本生殖補助医療標準化機関(JISART)の施設認定を受け、認定基準に基づいた培養環境の維持・管理を行っています。 私たちは、これまでの治療で胚盤胞まで育ちにくかった場合でも、受精方法、分割の経過、精液所見、培養条件などを確認し、改善できる点がないかを検討します。
  • タイムラプスインキュベーター(安定した環境での連続観察培養)
    従来の培養では、受精卵の成長を確認するために、定期的にインキュベーター(温度、酸素・炭酸ガス・窒素濃度がコントロールされた培養器)から胚を取り出して顕微鏡で観察する必要がありました。しかし、培養器外の環境に触れることで培養環境が変化し、胚に負担となる場合があります。

    当院が導入しているタイムラプスシステムは、培養器の中にカメラが内蔵されており、胚を外に出すことなく、胚の分割スピードや形態をモニタリングできます。
    安定した培養環境を保ちながら、胚がどのような経過で発育しているかを詳細に観察できることが、タイムラプス培養の大きな利点です。
  • 精子選別と顕微授精(ICSI)
    胚盤胞まで育たない原因には、卵子側の要因だけではなく、精子側の要因が関わることもあります。その一つとして「精子のDNA断片化」が知られています。

    当院では、マイクロ流体技術を用いた精子選別法、ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選別法、強拡大顕微鏡を用いた精子選別法などを用い、より良好な精子を選択して顕微授精を行います。胚培養士の安定した判断と技術によって、貴重な受精の機会を支えます。
  • 培養液・培養環境の管理
    受精卵を育てる培養液は、胚が体外で発育するためのエネルギー源を含む、重要な環境の一つです。卵子・精子の取り扱いや胚培養の各段階に応じて、適切に使用・管理することが大切です。

    当院では培養液の種類だけではなく、温度、ガス環境、pHを適切に管理し、胚にとって安定した培養環境を保つよう努めています。
診察を予約する 03-5245-4122 03-5245-4122

「ラボの管理」が不妊治療を支える

不妊治療クリニックを選ぶ際、医師の診療方針や通いやすさに加えて、培養室(ラボ)がどのように管理されているかも大切な視点です。

当院では、ISO9001に基づく品質マネジメントシステムを導入し、手順、記録、機器管理、資材管理などを継続的に確認しています。さらに培養環境や安全管理についてもJISARTの認定基準に沿った管理を行っています。日々の丁寧な品質管理が胚本来の力を妨げない培養につながります。

あなたの卵子と精子を、安定した培養環境でお預かりするために

「自分の卵子では胚盤胞にならないのではないか」と不安に感じている方も、これまでの治療経過や培養環境を一度見直すことで、次の治療に向けた手がかりが見つかる場合があります。

江戸川区、浦安、市川方面からも東西線で通いやすい木場駅徒歩3分の当院には、仕事と治療を両立しながら通院される方や、二人目不妊で治療を再開される方も来院されています。
私たちは、卵子と精子をお預かりし、受精から胚盤胞として凍結されるまでの過程を、科学的な知見と丁寧な培養管理に基づいて支えます。

これまでの培養記録をお持ちいただければ、専門チームが内容を確認し、改善できる点があるかどうかを検討します。ぜひ一度、ご相談ください。
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木場公園クリニックの特徴

木場公園クリニックは体外受精・顕微授精に特化したクリニックです。
少しでも安心して不妊治療を受けていただけるよう、
様々なトータルソリューションをご提案・ご提供いたします。

海外・国内の学会参加による
世界レベルの最先端の治療を追及

開院以来20年にわたり診療で蓄積された診療経験や検査・治療の結果、症例をもとに、
より良い不妊治療の成果を出すために、日々行っている研究や検討を紹介しています。

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着床前胚染色体異数性検査
(PGT-A)

東京の木場公園クリニックは、日本産科婦人科学会から、「反復体外受精・胚移植(ART)不成功例、習慣流産例(反復流産を含む)、染色体構造異常例を対象とした着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の有用性に関する多施設共同研究」の研究分担施設として承認を受けています。

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