体外受精と仕事の両立が難しいと
される理由|働きながら続けたい方へ
一般的な不妊治療の流れと内容
不妊治療は、人工授精までの一般不妊治療と体外受精や顕微授精などのART治療があります。
一般的な不妊治療の流れ
不妊治療の内容
- 一般不妊基本検査(不妊症の原因を調べるための検査)には、内診・視診、超音波検査、基礎体温、性交後検査を含む頚管粘液検査、超音波下卵管通過性検査、精液検査、ホルモン検査があります。
- タイミング療法とは、経膣超音波検査と尿中LH検査から排卵日を予測して、夫婦生活のタイミングを指導する方法です。hCGという排卵をうながすための注射を使用して、夫婦生活のタイミングを指導するときもあります。
- 人工授精は、経膣超音波検査と尿中LH検査から排卵日を予測して、排卵日付近に、精液中の運動性が良好な精子を細いチューブで子宮腔内に入れることです。hCGという排卵をうながすための注射を使用するときもあります。
- ARTは、Assisted Reproductive Technology(高度生殖補助技術)の略で、体外受精と顕微授精があります。
不妊治療と仕事を両立している人の割合
妊活をしている人の中で不妊治療と仕事を両立している人の割合は約半分です。
厚生労働省が発表している「平成29年度 不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査研究事業」によると、不妊治療をしたことがある労働者の中で、不妊治療と仕事を両立している人の割合は、53.2%と報告されています。
「両立できず仕事を辞めた」、「両立できず不妊治療を辞めた」、「両立できず雇用形態を変えた」と回答して、仕事と不妊治療の両立が難しかった人の割合は、34.7%と報告されています。 また、不妊治療と仕事を両立している人でも、87%の方は、両立が難しいと感じています。
難しいと感じる理由は、「通院回数が多い」、「精神面で負担が大きい」、「待ち時間など通院にかかる時間が読めない、医師から告げられた通院日に外せない仕事が入るなど、仕事の日程調整が難しい」などです。
この報告からもわかるように、仕事をしている人にとって、不妊治療を受ける中で、不妊治療と仕事との両立は多くの方が直面する問題だと言えます。
【出典】厚生労働省「平成29年度 不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査研究事業」私(吉田淳)が外来をしている印象として、不妊治療にかかる費用や自身のキャリアのことを考えると、不妊治療と仕事との両立を図りたいが、難しいと感じる人が多いと思います。 特に、ARTではタイミング療法や人工授精などの一般不妊治療に比べて通院の回数が多くなり、仕事に支障がでる可能性が高くなると感じている方が多いと思います。
体外受精と仕事の両立が難しいとされる理由
体外受精と仕事との両立が難しいとされる理由には、「来院回数が多くなる」、「ホルモン採血の結果を待つ場合が多くなるため待ち時間が長くなる」、「精神的な負担がかかる」などがあります。
通院回数が多い
仕事と調整するのが難しい
- 体外受精や顕微授精のスケジュールに入ると来院回数が多くなり、卵巣刺激中には、ホルモン採血結果待ちと超音波検査の日が多くなるため、1回あたりの診療時間が長くなる。
- 通院日に重要な仕事の予定が入ってしまうこともある。
- 採卵日が、卵胞の成長とホルモン値によって決定されるため、予定した日に採卵できない場合もある。
精神的な負担がかかる
多くの患者さんはなかなか妊娠しないことへの不安な気持ちを強く感じながら治療しています。 会社の理解がないまたは不妊治療を行っていることを知られたくないなどの理由から、不妊治療をしていることを職場で打ち明けていない方も多くいます。
また、会社に不妊治療を打ち明けられないことがストレスになっている方もいます。 不妊治療に伴って、必要な休みを取得することへの罪悪を感じている方もいます。
【働きながら体外受精に臨む方へ】木場公園クリニックの特徴
当院は、現在22年目の不妊治療専門の医療機関です。
当院では仕事と不妊治療の両立をサポートするために、火曜日と木曜日は18時30分まで体外受精の診察を行なっています。
当院の特徴
当院は、一人の医師が、『女性不妊症』と『男性不妊症』の両方、大学病院レベルの治療が出来る不妊治療専門の医療機関として、平成11年1月11日に都立木場公園の近くのビルにオープンしました。
平成11年1月11日を開院日にしたのは、「1」を揃えて、世界でトップレベルの不妊治療専門施設を目指す目標のためでした。
当院では常に、患者様との絆を大切にして、それぞれのご夫婦の不妊治療をサポートさせていただきたいと考えています。
また、当院では年に2回、良い医療を提供させていただくために、患者さまからアンケートを取って、診療に活かしています。 体外受精や顕微授精などのART(高度生殖補助技術)の成績に影響を及ぼす6つの柱には、
- ART前検査
- 卵巣機能を評価した適切な卵巣刺激法の選択
- 採卵
- 培養室業務
- 胚の選別と胚移植
- 黄体補充があります
火曜日と木曜日は吉田淳が陣頭指揮を取る夕方のART診察あり
仕事と不妊治療の両立をサポートするために、当院では、火曜日と木曜日は18時30分までART診察を行なっています。
火曜日と木曜日の16時30分からの夕方診察は、吉田淳も研究会や会議があるときを除いて、ART外来を最前線で担当しています。
採卵の来院時間は7時45分ですが、火曜日と木曜日の夕方診察と土曜日の診察を利用すれば、お仕事をしながら体外受精や顕微授精をお受けになることは十分に可能だと思います。
お仕事に合わせて、上手に外来受診の予定をプランさせていただきます。 ドシドシ相談してください。
ART初診の方は、原則として吉田淳理事長の診察を受けていただくことができます。 予定表を確認して、吉田淳が診察を担当している日時に予約を取ってください。
心理カウンセリングも提供
不妊治療をお受けになっている患者さまが受けているストレス度は、がんの治療を受けている患者さまと同等と言われています。
少しでも不安を解消するために、当院では心理カウンセリングを提供させていただいています。 初診の患者さまと初診後3カ月以内のファーストインタビュー(1回20分間)は無料です。
ファーストインタビューの後も、希望する方は心理カウンセリング(1回50分、2,120円(税込))を利用できます。
退職しないで体外受精と仕事の両立を目指そう
仕事をしているときは、仕事のことを考えているので、不妊治療のことを仕事中は忘れている方が多いですが、仕事を辞めて退職すると不妊治療のこと四六時中考えてしまう方をよく拝見します。 「退職しなければよかった」とよく患者さんから話を聞きます。
是非、退職しないで体外受精をしながら仕事を継続しましょう。
最大限に、仕事をしている患者さまにも寄り添って、全スタッフ一丸となって不妊治療をさせていただければと考えていますので、当院のスタッフに遠慮なく相談してください。
お待ちしております。受付・診療時間
時間/曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前
午前8:30-12:00
午後
午後13:30-16:30 |
吉田 関本 巷岡 西川 杉山 | 吉田 関本 巷岡 西川 | 巷岡 西川 | 吉田 関本 巷岡 西川 米澤 | 関本 西川 | 吉田 関本 杉山 岩原 松浦 |
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少しでも安心して不妊治療を受けていただけるよう、
様々なトータルソリューションをご提案・ご提供いたします。