精索静脈瘤は手術で治る?男性不妊の8割を占める原因と治療法 | 木場公園クリニック-JISART認定 体外受精・顕微授精
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精索静脈瘤は手術で治る?男性不妊の8割を占める原因と治療法

更新日時:2026.05.11
不妊治療を始めると、どうしても女性側の検査や治療が先行しがちです。しかし、精液検査の結果が思わしくない場合、その裏には物理的な原因が隠れていることが少なくありません。
その代表格が「精索静脈瘤」です。
  1. 目次

  2. 精索静脈瘤とはどんな病気?

  3. なぜ静脈の「こぶ」が不妊を招くのか

  4. 診断は痛くない?「超音波検査」でわかること

  5. 根本治療は「顕微鏡下手術」がゴールデンスタンダード

  6. 木場公園クリニックの強み:男性不妊症の専門医による一貫体制

  7. その悩み、手術で解決できるかもしれません

精索静脈瘤とはどんな病気?

精索静脈瘤とは、精巣から心臓へ戻る血液が逆流し、精巣の周りの静脈がこぶ(瘤)のように腫れてしまう状態を指します。
実は、一般の男性の約15%にも見られる比較的ポピュラーな病気ですが、**不妊症の男性ではその割合が約40%**にまで跳ね上がります。自覚症状はほとんどありませんが、重症化すると陰嚢(いんのう)にでこぼこした血管が浮き出たり、鈍い痛みを感じたりすることもあります。

なぜ静脈の「こぶ」が不妊を招くのか

精巣は熱に非常に弱いため、体の外(陰嚢)にぶら下がることで、体温より2〜3度低い温度に保たれています。しかし、静脈瘤ができると以下の悪影響を及ぼします。
  • 精巣の温度上昇: 逆流した温かい血液が精巣の周りに溜まり、精巣の温度が上がってしまいます。
  • 酸化ストレスとDNA損傷: 温度上昇や血液のうっ滞により、精子の「工場」である精巣の機能が低下。精子の数や運動率が下がるだけでなく、精子のDNAが傷ついてしまう(DNA損傷)原因になります。
その結果、受精しにくくなったり、せっかく受精しても胚の成長が止まってしまったりするのです。

診断は痛くない?「超音波検査」でわかること

「精巣を診られるのは抵抗がある」という男性も多いですが、診断は非常にシンプルです。
当院では、触診に加えて**「超音波(エコー)検査」**を行います。痛みはなく、数分で静脈の太さや血液の逆流の有無を正確に診断できます。精液検査の結果が芳しくない場合は、まずこのエコー検査を受けることが、治療の第一歩となります。
診察を予約する 03-5245-4122 03-5245-4122

根本治療は「顕微鏡下手術」がゴールデンスタンダード

精索静脈瘤は飲み薬などで治ることはありません。根本的に治すには手術が必要ですが、現代では体への負担を最小限に抑えた手法が確立されています。 当院で推奨しているのは、**「顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術(ていいけっさつじゅつ)」**です。
  • 日帰り手術が可能: 足の付け根あたりを2〜3cmほど切開し、顕微鏡で確認しながら、逆流している静脈を縛って遮断します。
  • 高い成功率と安全性: 強力な顕微鏡を使用するため、精管(精子の通り道)や動脈、リンパ管を傷つけることなく、再発率も非常に低いのが特徴です。
  • 改善の期待: 手術後、約7割の方で精液所見(数や運動率)の改善が見られます。また、数値に現れない「精子の質(DNAの健全性)」も向上するため、自然妊娠や人工授精での成功率が高まります。

木場公園クリニックの強み:男性不妊症の専門医による一貫体制

多くのクリニックでは、男性不妊は別の病院の泌尿器科へ紹介されますが、当院は違います。
理事長の吉田淳は、国内でも数少ない「男性不妊症」のスペシャリストです。婦人科(女性側)と密に連携しながら、男性側の要因をその場で診断し、専門医が手術の必要性を的確に判断します。
また、当院が技術と同じくらい大切にしているのが、医師と患者様の心の通ったコミュニケーションです。
不妊治療は、時に孤独や不安を感じるものです。だからこそ当院の医師たちは、専門用語を並べるのではなく、患者様と同じ目線でじっくりと対話することを徹底しています。現在の状態や治療の選択肢を納得いただけるまで丁寧に説明し、どんな些細な疑問にも誠実にお応えします。
「女性の採卵回数を減らすために、まず男性の環境を整える」 このアプローチと、一人ひとりに寄り添う対話の姿勢こそが、当院が「最後の砦」として選ばれる理由の一つです。

その悩み、手術で解決できるかもしれません

「自分のせいで子供ができないのではないか」と一人で悩む必要はありません。精索静脈瘤は、適切な治療によって改善できる可能性が非常に高い病気です。
江戸川区、浦安、市川エリアにお住まいで、精液検査の結果に不安がある方、あるいは二人目不妊に悩まれている方。まずは東西線「木場駅」からすぐの当院で、専門医によるエコー検査を受けてみませんか。
あなたの少しの勇気が、パートナーの未来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
※現在木場公園クリニックでは、専門医による精索静脈瘤の精密な検査および診断を行っております。診断の結果、手術が必要と判断された場合には、提携する信頼のおける手術専門施設をご紹介しております。まずは「原因を知ること」から、お気軽にご相談ください。
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木場公園クリニックの特徴

木場公園クリニックは体外受精・顕微授精に特化したクリニックです。
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様々なトータルソリューションをご提案・ご提供いたします。

海外・国内の学会参加による
世界レベルの最先端の治療を追及

開院以来20年にわたり診療で蓄積された診療経験や検査・治療の結果、症例をもとに、
より良い不妊治療の成果を出すために、日々行っている研究や検討を紹介しています。

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着床前胚染色体異数性検査
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東京の木場公園クリニックは、日本産科婦人科学会から、「反復体外受精・胚移植(ART)不成功例、習慣流産例(反復流産を含む)、染色体構造異常例を対象とした着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の有用性に関する多施設共同研究」の研究分担施設として承認を受けています。

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