IVM (未熟卵体外成熟) | 木場公園クリニック 

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IVM (未熟卵体外成熟)
無刺激あるいは少量の卵巣刺激を行い、卵胞の直径が7~10mm前後(通常の卵巣刺激法では約18mm前後)で専用の針を用いて採卵を行います。採取した卵子は未成熟なため、特殊な培養液を使用して体外で成熟(IVM)させます。成熟した卵子を精子と受精(体外受精または顕微授精)させ、得られた胚を子宮腔内に移植します。子宮内膜が薄いときは、胚を凍結して別の周期に胚移植を行います。

IVMは無刺激あるいは少量の卵巣刺激で行うため、卵巣過剰刺激症候群(OHSS; Ovarian hyperstimulation syndrome)をおこす可能性が低くなります。通常の卵巣刺激法では卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になりやすい多嚢胞性卵巣症候群(PCOS; Polycystic ovarian syndrome)の方が良い適応となります。

未熟卵から成熟卵への成熟率は約50%、受精率は約80%、移植あたりの臨床的妊娠率は約15~20%です。

IVMは1991年に開発され、1994年に初めてPCOSの方に臨床応用された比較的新しいART技術の一つです。IVF大阪が日本で初めてIVMでの妊娠出産に成功しています。当院でもIVMを積極的に行なっています。

IVMの適応 PCOS
メリット ・OHSSをつくらない
・刺激の経済・時間・身体的負担が少ない
デメリット ・すべての卵子が成熟するわけではない
・現在のところ通常の卵巣刺激法よりは妊娠率が低い

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