体外受精(IVF)について | 木場公園クリニック 

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体外受精(IVF)
体外受精とは、1978年にイギリスの産婦人科医であったステプトウ博士と研究者であるエドワード博士によって初めて成功した技術で、その時に妊娠したルイーズちゃんという名前の子供はもう28歳になっています。また、世界中でこの技術を用いて約500万人の赤ちゃんが産まれています。
まず、奥様には感染症(エイズ、B型肝炎、梅毒、C型肝炎、将来白血病になるかもしれないといわれているウイルスの検査)、血液型、貧血の検査、出血凝固系検査、クラミジア検査、抗核抗体、抗精子抗体などの免疫系の検査、甲状腺のホルモン検査を行います。

一方、旦那様には精液検査、精液培養、クルーガーテスト、抗精子抗体検査、感染症検査を行います。

次に、ロング法の時は前周期の月経開始日の3日目より、ピル(プラノバール)を、14~28日間内服していただきます。前周期の月経が終了したら、子宮膣部と膣の細菌培養を行い、ピル終了日の2日前より、排卵をコントロールするために、本来子宮内膜症の治療薬であるスプレキュアを使用します。

また次に、実際に胚移植時に使用するカテーテルを用いて、子宮の長さ、カテーテルを進める方向、カテーテルの種類を決めておきます。この時に胚移植のカテーテルの挿入が困難な方には、子宮鏡または子宮頚管の拡張を行います。
次に、月経開始後3~6日目頃から、直前のホルモン検査の結果や卵巣内の小卵胞の数によって、rFSHまたはhMGの注射の量を決めて、注射を毎日開始します。

rFSHまたはhMG注射開始後4日目から毎日行います。rFSHまたはhMGの注射を7~9日間行って、2番目に大きい卵胞の大きさが18mmになったら、スプレキュアとhMGの使用をやめて、hCGを10,000単位、筋肉注射します。
HCG投与後、約34~36時間後に採卵を行います。

採卵は膣内を暖かい生理食塩水でよく洗浄した後、麻酔をかけて経膣超音波をしながら膣から針を刺して卵巣内の卵胞から卵を採取します。

採卵した卵は、卵のまわりについている血液などの付着物をとるために培養液の中でよく洗って、37度のインキュベーターの中で前培養しておきます。

一方、採精室で採取した精液は十分に液化した後、精子懸濁液を作成してスイムアップと呼ばれる方法で運動性の良好な質のいい精子のみを集めます。

次に集めた精子を卵の入っているディッシュに入れて受精をさせます。翌日、卵丘細胞をはがして、受精しているかどうかを判定します。またインキュベーターの中で培養を続けます。

2日間培養すると、受精卵は分割して8分割ぐらいの胚になります。

その胚の中で良好な胚を2個子宮腔内にそっと戻します。胚を子宮に戻すことをET(Embryo transfer)と呼びます。

体外受精後は黄体機能を維持するために黄体ホルモンであるプロゲステロンを膣坐薬または筋肉注射を投与します。

エストロゲンの値も、排卵後は低下しているため、排卵後1週間後から、エストラーナ(エストロゲンの貼り薬)を使用します。

胚移植(ET)2週間後に妊娠判定を行います。

体外受精や顕微授精を成功させるキーポイント!
ART(体外受精・顕微授精)の成績の影響を及ぼす大きな6つの柱には、ART実施前の検査、ovarian reserveを評価した適切な卵巣刺激、採卵、Laboratory work(Quality Control, Quality Assurance)、胚の選別と胚移植、黄体補充があります。この柱のどの部分が悪くても良好な妊娠率を得ることができません。

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