男性因子による不妊症 | 木場公園クリニック 

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不妊症定義・原因
男性因子による不妊症

精液量が少ない、精子数が少ないまたは精子がいない、精子の動きが悪い、形の悪い精子が多い、精液中の白血球が多い 場合があります。
1978年から1997年までの過去20年間に、東邦大学医学部付属大森病院のリプロダクションセンター泌尿器科部門を受診した4728名の男性不妊症患者のデータを引用すると、男性不妊症の約6割は原因不明の特発性造精機能障害で、原因がわかる疾患の中で、もっとも多く認められる病気は、精索静脈瘤となっています。
(このリプロダクションセンターでは、男性不妊症外来と性機能外来が分かれているため、性機能障害で来院した患者さんは、統計に含まれていません)
男性不妊症の原因の内訳
特発性造精機能障害
2824例(59.7%)
精索静脈瘤
1423例(30.1%)
閉塞性無精子症
219例(4.6%)
染色体異常
※染色体検査は1992年以降全例に実施
112例(2.4%)
逆行性射精
46例
前立腺炎
39例
両側停留精巣放置
17例
耳下腺炎性精巣炎
12例
X腺曝射、薬物性、下垂体腫瘍
各3例
悪性腫瘍術後
2例
カルマン症候群、下垂体性性腺機能低下症、尿道下裂、真性包茎、陰嚢皮膚炎、脊髄破裂、血精液症

各1例

その他
18例

次に、精液検査の精子数(精子濃度)の結果は以下の通りです。

男性不妊症外来を訪れる人の精子所見
無精子症
23.5%
うち2割が閉塞性無精子症(精子の通り道が詰まっている)
閉塞性無精子症の原因内訳両側精管欠損症(63例)、鼠径ヘルニア手術時精管結紮(59例)、原因不明の両側精管狭窄(21例)、両側精巣上体炎(18例)、精嚢奇形を含む精嚢部狭窄(8例)、精巣上体レベルでの閉塞(45例)、その他(6例)残り8割が非閉塞性無精子症(精巣そのものにダメージがあって精子が出てこない)
高度乏精子症
20.9%
中等度乏精子症
5.6%
軽度乏精子症
10.6%
精子濃度正常
※精子数正常だが運動率が悪い、奇形精子が多い、膿精液症のかたも含む
39.4%

不妊症の原因